Focus On
大石裕明
株式会社Catallaxy  
代表取締役社長
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or社会に思いをもって行動するイノベーターたちは、その半生の中でどのような作品(書籍・音楽・映像など)と出会い、心動かされてきたのでしょうか。本シリーズでは、社会に向かって生きる方々にお話を伺い、それぞれの人生の“きっかけ”となった作品をご紹介していきます。
… 今回作品をご紹介いただいたイノベーター …
株式会社xCARE 福永将
代表取締役CEO
愛媛県出身。法政大学法学部卒業後、大日本住友製薬(現 住友ファーマ)にてMRを経験後、2社医療業界に特化した人材紹介会社での業務を経て2022年に株式会社xCAREを設立。
https://www.xcare-medical.com/
本田圭佑 漠然として何かを変えたい人 いつからでも始めていいと思いながら |
本田圭佑が常に世界を驚かせつづけるのは、彼の描く目標や理想図があまりに壮大で、人々の予想を超えるものだからかもしれない。ときにビッグマウスと称されながらも、信念に基づき歩みを止めない。サッカー選手、監督、経営者、投資家などいくつもの顔を持ち、同時に肩書きにとらわれることなく社会に必要なことを成している。 誰より人生で触発された存在として、本田圭佑の名前を挙げる福永氏。「目標や夢がないことは決して恥ずかしいことではない」としながらも、もしも今なんとはなしに時間を費やしている感覚や何かを変えたいという思いがあるのなら、勇気を出して明確な目標を打ち立てることをおすすめするという。 |
影響を受けたのは本田圭佑さんですね。彼はビックマウスと言われることもありますが、「ワールドカップ優勝」や「ヨーロッパのセリエAに入団して10番になる」など目標を明確にして、そこに対して全力で努力されてこられた方だと思っていて。たとえ叶わなかったとしても、すごくレベルの高いところまで行って、だからこそ今あれだけの立場にいらっしゃると思うんですよね。
やっぱり目標に本気で取り組んだ人だからこそ、サッカーだけではなくいろいろなことにも目を向けて活動されていて、社会的な課題を解決するためにベンチャー投資をしたり、学校をつくり教育を変えるみたいな活動をやられていたりとか、すごく生き方としてかっこいいなと思っています。
僕が中高生だった頃、ちょうど2010年かな。南アフリカのワールドカップが開催されていて、そこで本田さんはスターになって。いろいろ率直に発信される方なので賛否はあると思うんですけれども、そのブレない姿勢を見て「あぁ、かっこいい人だな」と思ったんです。
おそらく子ども向けに発信されていたYouTube動画か何かを見たことがあるのですが、そこで「なんでもいいから目標を立ててください。その目標に対して全力で取り組んでください。その目標のためにやるべきことを日々の行動に落とし込んでください。なんでもいいです。その積み重ねが大事です」ということを仰っていたんです。それからどんどんゴールは変わっていくものだということも。やっぱり目標を明確にすることは大事なんだということは、すごく教えられたと思いますね。
高校受験の時、志望する大学の指定校推薦を取るという目標を明確にして、実際に思った通り入学することができたので、そんな成功体験もあり自分の生き方とリンクしたと思います。
まず目標を作って、そこに向けて全力で頑張る。それが叶うかどうかは分からないんですけれども、たとえ達成できなくても思考するプロセスは磨かれて成長しているわけじゃないですか。「できない確率が圧倒的に高くても、そうして頑張った経験のある人は素晴らしい大人になる」と本田さんが仰っていたのは、そういうことだと思うんですよね。
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