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or2020年11月、Focus Onが企画・主催したパーソナライズオンラインイベント「注文の多い本屋 - 経営者へのキャリアや起業を検討される方へ」が開催されました。
終了後アンケートでは、「イベント満足度」、「仕事や人生に役立つ部分があった」とご回答いただいた方の割合がともに100%という結果となったほか、自分に近い生き方をしてきた偉人や、今を生きる経営者の生き方を知ることで、一歩を踏み出しやすくなったという声をいただきました。(これまで偉人伝を読んでいても、なんとなく遠い過去の人としか思えなかったものが、「自分とこう重なる」が示されることで、「やってみよう」と思えるという効果が生まれているようです)
今回は編集部より、当日のイベントの様子やご参加いただいた方の声をお届けします。
Focus On(フォーカスオン)は、社会の為に生きる人の人生を、日本一の密着度をもって追いかけ、研究し、更新され続ける「生きる経営者伝記」をお届けするメディアです。
編集長石川は2017年の当プラットフォーム立ち上げ以来、これまで累計300名を超える経営者の方へのインタビュー、60名以上の人生を物語化してきました。
当イベントでは、それら蓄積・分析・傾向抽出された経営者の人生データベースに基づき、経営者へのキャリアや起業を検討される方に向け、「貴方の生き方に重なる経営者の物語」と、16タイプに分けた「貴方はどうしたら経営者になる?」診断(①歴史上の実業家と重ねた人生のターニングポイント②事業をやるとしたらこういう思考プロセス 解説付き)をご提供・ご紹介しました。
当日は、編集長石川と1on1で対話いただく双方向型のパーソナルイベントとして、参加者の皆様にはときに雑談を交えながら、幼少期からの人生のご記憶を辿っていただきました。
子どものころ夢中だったこと。今となっては不思議な当時の自分のこだわり。中高生時代、友人や好きな子との人間関係のなか見えてきた自分の新たな一面……。
改めて当時の感情や見えていた風景を思い出すと、自覚していなかった今への影響を発見される方もいらっしゃいます。
参加者の方と対話させていただくなかで、16の経営者タイプのうち最も近しいタイプが見えてきます。
「貴方の生き方に重なる経営者の物語はこちらです」
ご紹介させていただいたのは、当メディアにて取材・編集させていただいた起業家や経営者の方々のストーリーと、歴史上の偉人では誰の生き方に似ているか。
そこでは当事者たちが起業・経営者に至る過程にあった4つの人生のターニングポイントと事業のタイプをご紹介し、ご自身の人生と重ねてどこが当てはまるか、どんな経験や思考の整理をしてみればいいかなどを振り返っていただきました。
今を生きる人だけでなく、過去、社会に思いを持ち、実際に何かを成し遂げた偉人たちの人生に触れることで視野を広がる。起業や経営者というキャリアに向けて、より具体的な行動をイメージすることができたとの声をいただきました。
参加者の声①
「あなたはこういうタイプだねって、言い方悪くすると、よくある占いみたいになりがちだけど、起業するまでに自分に足りないピースを提示してくれるのは、よくある占いとは一線を画すものだと思いました」― 30代Fさん
参加者の声②
「改めて自分を見つめ直す機会になりました」― 20代Hさん
参加者の声➂
「自分でそう思っていたとしても、何らかの仕組みを通して他者からフィードバックをもらえると、自分の中での決定感が上がる。これを経験すればいいんだと気づき、具体的な行動に落とせるフィードバックでした」 ― 30代Tさん
これらの整理はベンチャー投資で問われる「ファウンダーマーケットフィット/なぜその起業家がやる必要があるのか?」の抽出にも役立つと考えております。パターン化された経験はもとより、「過去の人生においてどのような経験をし、どのような生き方をしてきた。だから、こういう事業をする」という個人と事業の結びつきを、起業や経営者になる前の段階から認識していくような作用ももたらすと考えております。
後日、イベント参加者には特別特典として、人生の重なる起業家のストーリー(当メディア出版)と起業家タイプ診断シートを無料でお届けしました。
「貴方のタイプは、○○のような発想で事業を生み出すことが多いです」
診断結果をもとに、イベント参加者の方々が経営者になるとしたらどういった発想で事業を展開していくかをお話しました。
たとえば、
・「歴史を継承し、未来へつなげる変革者」タイプと診断させていただいた方は、建築系の領域において新たな発想や技術を用いることで、業界自体をもっとよくしたいと思われていたようです。
・「人の営みに新たな仕組みを創る設計士タイプ」と診断させていただいた方は、いくつかの挑戦を社内社外でしてきたが、なかなか自分の挑戦の一歩が踏み出しきれていない感覚があった。それは「起業」が目的となっていたからかと気づきを得られたようです。(以下アンケート結果もご参照ください)
これらのケースは「ファウンダーイシューフィット/創業者と課題感のフィット感」が事業の成長に必要であるという論点の整理に寄与することができるのではないかと考えております。のち起業・経営者になられた際に、自らがいかにカスタマーの視点になれるか(その課題感に本気でいられるか?)という論点を予め整理しておけるケースと言えるのではないでしょうか。
参加者の声④
「自分らしくいられるには組織に属すことじゃないんじゃないかと思い、起業したいと考えていたんですが、それって起業が目的になっているような気もしていて。何が足りないのかと考えたときに、自分の場合、今は単純な興味関心に飛びついているだけで、たぶん起業するためにはもっとアイデンティティと紐づくような自分が突き動かされるモチベーションが必要なんだと、腹落ちしました」 ― 30代Fさん
決して起業することがゴールなのではなく、挑戦するとか、夢への一歩を踏み進めるとか、それによって人生を豊かにする人が増えていくことが私たちプラットフォームの目指すものです。
起業意志はあるけれど、一歩踏みだすきっかけが掴めない。もっと挑戦したいんだけど、その一歩が踏み出しづらい気がしている。もっと人生と向き合いたいけれど、何をすればいいか分からない。
今回のイベントを通じて、さまざまな声が寄せられてきました。
人生に決まった正解や道筋はありません。とはいえ、ヒントや気づきは多い方がいい。そして、それがパーソナライズドされたら、もっといい。今を生きる経営者の人生や意思決定を知ることで、前へ進むきっかけは掴めるかもしれない。誰かの人生が、誰かの背中を押すかもしれない。
そんな思いのもと、今後もFocus Onでは社会へ向かう「思い」を紐解き、「生きる」を後押しするコンテンツをお届けしてまいります。
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Focus On編集部
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